らかん果とは?

●羅漢果は「ラカンカ」と読みます。

羅漢果(ラカンカ)は、古くから中国で不老長寿の秘薬として珍重されてきました。
世界中でも中国桂林周辺でしか育たない幻の果実です。
この羅漢果(ラカンカ)は、その貴重性と薬効ゆえに「神果」と呼ばれ、長い間他国への持ち出しが禁じられていました。『のどの痛みや咳止め、風邪の解熱や去痰、健胃や利尿、便秘など』の多くの疾病の改善に対して薬効があるとされています。中国の医学界では、羅漢果(ラカンカ)が高血圧や糖尿病、ストレス解消や老化防止などにも大変有効であると発表もしています。羅漢果(ラカンカ)はその生育地が3億年前は海底だったといわれる土地柄であることから、体の毒となる活性酸素を除去するスカベンジャー(SOD)効果があるミネラルを豊富に含んでおり、私達の強い味方となってくれる果実です。


●砂糖の400倍の甘さでノンカロリー

羅漢果(ラカンカ)を煎じて飲むと、香ばしい香りと共に甘さが口に広がります。その甘さは、ちょっと黒砂糖やメープルシロップにも似ていますが、もっとスッキリとしたマイルドな風味ある味です。
羅漢果(ラカンカ)に含まれている甘味成分は、通常のブドウ糖ではなく、「テルペングリコシド配糖体」という特殊な成分です。テルペングリコシド配糖体は、1983年竹本常松教授らによって発見された新しい甘味成分で、砂糖の300〜400倍もの甘さがあるのに、腸で吸収されないことから、ほとんどノンカロリーという特性を持っています。甘いのにアリも近寄らないという事実が、その凄さを物語っています。


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●羅漢果(ラカンカ)を広めた医師・羅漢が名付け親!

「羅漢果(ラカンカ)」の名前は、中国清王朝時代の医師・羅漢に由来すると言われています。山間部の少数民族ヤオ族の医師であった羅漢は、傾斜地に自生していた果実にすぐれた薬効があることを発見し、それをヤオ族の王に上奏しました。喜んだ王は、その果実を「長寿の神果」と名付けました。そして王の意志によって、この果実は薬用として国中に広まっていったのです。人々は薬効を発見してくれた羅漢の功績を称え、いつしかこの果実を「羅漢果(ラカンカ)」と呼ぶようになったということです。


      らかん果について難病治療に情熱を注いでおられる鶴見先生のコメントです。

           ■ らかん果について ■   鶴見クリニック院長 鶴見隆史

今回は羅漢果の評価をもっと明確に書いてみたい。
まず結論から言えば私は羅漢果に大変期待をしているのである。砂糖は身体に悪い。
だが、身体に悪くない甘味成分といった消極的な意味でなく、もっと積極的にそれをと摂ると身体に良いという大変高い評価を与えられる唯一の代替甘味料だとすら思っている。
羅漢果はその果実そのものが大変素晴らしい内容を潜在的に保持する果物である。